内臓脂肪による7個のリスクを解説!あなたは大丈夫!?

脂肪とは蓄積される場所によって皮下脂肪、内臓脂肪、異所性脂肪の3種類に分けられます!
そのうち内臓脂肪はポッコリお腹の原因やメタボリックシンドロームの診断基準のひとつとなっていて、蓄積すると見た目だけではなく健康への被害もたくさん報告されています!
今回は内臓脂肪が体に蓄積することによる体への影響を7個説明していきます!
ちなみに内臓脂肪と皮下脂肪の違いについて下の記事で説明しているので、興味がある方はご覧ください!

それでは本題にGO!

1.内臓脂肪は高血糖を招く!

血糖値を正常に保つためには、膵臓から分泌せれるインスリンというホルモンの働きがとても大切です!
インスリンは血液中の糖質を全身の細胞内に取り込むことで血糖値を下げる働きがありますが、内臓脂肪が増えるとインスリンの働きが悪くなることがわかっています!
なぜこのようなことが起きるかというと、脂肪が蓄積した肥満細胞から生活活性物質「アディポサイトカイン」という物質の一種である、「TNF‐α」「レジスチン」が分泌されます!
この物質はインスリンが細胞の中に糖質を取り込む働きを阻害してしまいます!
さらに血糖を細胞に取り込むのを促進する物質の分泌も減少させてしまいます!
このようにして下のような悪循環に陥ってしまうのです!
高血糖→インスリン分泌増加→膵臓の疲弊→血糖を下げる能力の低下→2型糖尿病

2.内臓脂肪は高血圧を招く!

先ほど内臓脂肪はインスリンの働きを悪くするという話をしました!
それだけではなくインスリンの過剰分泌は高血圧にもなりやすくなってしまいます!
どのようにして高血圧へと招くのかというと、過剰なインスリンは交感神経の働きを活発にします!
交感神経は血管を収縮させる働きがあるため、結果血圧が上がりやすくなってしまいます!
さらに先ほども説明した「アディポサイトカイン」も血管を収縮させる働きがあるため、これも血圧が上がる原因になります!

3.内臓脂肪は動脈硬化を招く!

動脈硬化は血管が細くなったりもろくなったりするため、脳卒中や心筋梗塞などとても怖い病気の原因になります!
内臓脂肪がどのようにして動脈硬化を招いてしまうのかというと、先ほどもでてきた「アディポサイトカイン」の一種である「アディポネクチン」という物質は糖尿病や動脈硬化を防いでくれる働きがありますが、内臓脂肪が蓄積するとその分泌量が減少し、動脈硬化を招いてしまいます!

4.がんの発生リスクを高める!

がんは日本人が死亡するの原因第1位で全体の3割程度を占めています!
2人に1人はがんになると言われている世の中で、内臓脂肪はそのリスクをさらに高めてしまうと報告されています!
多くの種類のがんの発生リスクを高めてしまうと言われていますが、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
これには2つのことが関与しています!
1つ目は内臓脂肪は様々な炎症物質を放出してしまうということです!
これががんの発症や進行に関わっています!
もう1つは内臓脂肪から分泌される「FGF2」という物質にがん化を促進する働きがあるということがわかっています!
がんの予防のためにも内臓脂肪を減らすことが大切です!

5.認知症になるリスクが高まる!

内臓脂肪と認知症には一見関係がないような気がしますが、実はとても深い関係があります!
先ほど話しましたが、内臓脂肪は動脈硬化を引き起こし、脳卒中などのリスクを高めてしまいます!
脳卒中を発症すると様々な症状が出現しますが、そのうちのひとつに記憶力の低下があります!
またインスリンには神経を保護する働きがありますが、メタボリックシンドロームになるとインスリンの働きが悪くなるので神経を保護する働きが低下し、脳神経が変性してしまう可能性があります!
さらに脳の中で記憶をつかさどっている部分に「海馬」という部分があります!
この海馬という部分は高血糖の状態が続くと萎縮してしまい、その結果記憶力の低下を引き起こす可能性があると言われています!

6.食欲を加速させてしまう!

人間は食事を摂るとその約15~20分後に満腹中枢が働き食欲を抑えてくれます!
この機能が正常に働くためには脂肪細胞から放出される「レプチン」とうホルモンが大切です!
このホルモンが脳に満腹を感じるためのサインを送ることで食欲を抑えています!
通常脂肪が増えるとその分「レプチン」も多く分泌されるので満腹中枢は正常に働きますが、内臓脂肪が増えすぎると「レプチン」に対する脳の反応が低下してしいまい、満腹を感じにくくなってしまいます!
この現象が起きてしまうと食事をしても満腹を感じにくくなるため、以下のような現象に陥ってしまいます!
内臓脂肪が蓄積→満腹感を感じにくい→食欲の増加→食事量の増加→内臓脂肪が蓄積
という悪循環を作ってしまいます!

7.内臓脂肪は加齢臭を引き起こす!

加齢臭の原因になるのは「ノネナール」という成分です!
この成分は血液中の脂肪が分解されてできるもので、皮脂が多い場所には「ノネナール」の分泌も多くなります!
「ノネナール」は血液中の脂肪が分解されてできるものなので、内臓脂肪が多いと必然的に「ノネナール」の量が増えてしまいます!
「ノネナール」は年を取ると増えやすくなり、特に40歳を超えると増加する傾向にあります!
それに加えこのタイミングで内臓脂肪を蓄えてしまっていると、より多くの「ノネナール」ができてしまい加齢臭に拍車をかけてしまいます!

ここまでの説明で内臓脂肪によるリスクを理解していただけたと思います!
内臓脂肪は気を抜くとすぐに蓄積されてしまいますが、その分減らすのも比較的簡単に可能です!
内臓脂肪を楽に減らすためには糖質制限ダイエットがおすすめです!
糖質制限ダイエットは内臓脂肪が蓄積されるのを防ぐ効果があるのでとても効果的に行うことができます!
私の記事で糖質制限ダイエットのことについて詳しく解説しているので、始める前の準備として一度目を通してみてください!
こちらに2つサイトのリンクを貼っておきます!

プロフィール
ボンジ・リー

ボンジ・リーといいます!
理学療法士をいう医療職をしています。
趣味で筋トレを8年以上継続しています。医療職の観点で「健康的かつ効率的に」をモットーにダイエットや筋トレに関する専門知識を発信していきます!SNSのフォローもよろしくお願いします!

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